長崎「平和宣言」 核兵器禁止条約の批准求める

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 広島と長崎の「平和宣言」で両市長は政府や国会議員に対し核兵器禁止条約に署名し批准することを強く求めました。
 核兵器禁止条約とは?この条約は核兵器を国際人道法の原則に反する兵器として開発から使用まで全面的に禁止するものです。3年前、被爆者の声を原動力に、国連で採択されました。
 この条約は「批准国が50カ国に達してから90日後」に発効します。8月6日に新たに3カ国が批准し批准国は43カ国。条約発効まであと7カ国となりました。
 批准とは?国が条約に正式に拘束されることへの同意を表明すること。総称して「締結」と呼ばれます。憲法では条約の締結は内閣が行うと定めています。批准にあたっては「事前に、時宜によっては事後に」国会の承認を経ることが必要とされています。
 日本政府の立場は?アメリカを含む核保有国は条約に反対しています。日本は「核の傘」の下にあります。安倍首相は広島でも長崎でも核兵器禁止条約に触れませんでした。「立場の頃なる国々の橋渡しに努める」と述べるにとどまっています。
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