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文教厚生視察報告(1) 尼崎市のヘルアップ戦略 対処から予防へ

10月23日の午前中、古賀市議会文教厚生常任委員会で尼崎市のヘルスアップ尼崎戦略事業について視察研修しました。尼崎市健康福祉局の健康支援推進担当の課長、係長(保健師)が丁寧に説明してくれました。

学ぶことが多かったので分割して報告します。

まず、大きなスローガンに注目させられました。『何のために、だれのために◎価値観の転換を図る「対処から予防へ」のパラダイムシフト』これが特定健診から小中学生対象の健診など全ての事業で貫かれていると感じました。すごいことです。

次にこれまでの経過です。
第1段階 2000年〜2004年 職員に対する生活習慣病予防対策
現職死亡や求職者数を減少させた
第2段階 2005年〜2008年 国保被保険者への取組から特定健診、保健指導へ
脳卒中、心筋梗塞入院者を減少させた
第3段階 2009年〜2011年 国保以外の若年層、予備軍対策
16歳から39歳までの健診、小中学生の特定健診
子どもの生活習慣に対する教育委員会の関心
第4段階 2012年〜 全市民に対する生活習慣病対策の推進へ
ヘルスアップ戦略会議と推進体制としての部会設置

こうした経過を経て、医療費の伸び率や心筋梗塞等の死亡率の減少を実現している。

今回はここまで。