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文教厚生視察報告(2) 尼崎市の11歳、14歳特定健診

10月23日の午前中、古賀市議会文教厚生常任委員会で尼崎市のヘルスアップ尼崎戦略事業について視察研修しました。

報告の2回目は、「尼っ子健診」です。

尼崎市では2010年から10年間にわたって11歳と14歳を対象に大人と同じ特定健診を行なっています。夏休み期間の指定日と11月〜12月の土日の合計20日間程度に実施。自己負担は無料です。

受診率は11歳で41%、14歳で27%です。(2018年度)
結果は、11歳でHbA1cの基準越えが30%、中性脂肪の基準越えが19%、尿酸の基準越えが18%となっており、子どもの頃からの生活習慣病予防対策が求められていることを示しています。検査結果は直接説明します。保健指導を徹底しています。
特に食生活の実態把握に基づく食育に力を入れています。炭水化物や油の多い料理が目立ちます。

予算としては、ヘルスアップ尼崎戦略事業費は全体で6億1500万円。その内、16歳から39歳、11歳と14歳などで約1億2870万円。その財源の内、一般財源は6653万円です。
予算と保健師の役割が大きな要素です。

 私は宇美町や香川県の取り組みを参考に古賀市でも小中学生対象の特定健診、保健指導を導入することを提言しています。
 今回の尼崎市の視察研修の結果を生かしぜひ実現したいと強く思いました。

 2回目の尼崎市視察報告はここまで。