古賀市議会・予算審査特別委 2・3款 公共交通に質疑集中

予算審査特別委員会(3月9日)
予算審査特別委員会(3月9日)

 3月9日の9時30分から古賀市議会・予算審査特別委員会に出席し、2款(総務費)、3款(民生費)について質疑しました。公共交通については多くの議員が質疑しました。私は以下のテーマについて質疑しました。今回は中村隆象市長が「将来に布石をうつ予算」と強調したため各款ごとに具体的に質疑することにしました。

<2款・総務費>

①将来布石・・・2款では大きなものはないとの答弁。

②路線バス運行補助4152万1千円・・・平日7便減

 運行主体が西鉄バス本社に変更。労働条件の改善による休憩時間確保の影響で4月1日から平日7便、休日2便が減便となる。詳細なダイヤも示さず、利用者への周知の時間も確保しないやり方は納得できません。会派・希来里の村松議員が市長質疑することになりました。

③ホームページリニューアルに313万2千円

 情報整理、レイアウト・写真改善などを進めるとのこと。コンサル任せではなく、特に私が12月議会で提言した「ヘルスアップページ」(健康づくりの一本科の開設を強く求めました。

<3款・民生費>

①将来布石・・・認定こども園・小規模保育、企業カフェ、保育補助雇上、病児保育、スーパーバイザーの5点との答弁。

②子どもの貧困実態調査300万円・・・抽出調査で良いのか

 「地域子供の未来応援交付金」の枠内での予算になっていないか、抽出調査ではなく全体調査を行うために必要な予算は盛り込むべきではないかと指摘。

③シルバー人材センター補助1130万円・・・営業専任雇用

 古賀市には企業が多いことからハローワークで営業専任を公募し仕事の開拓を目指すとのこと。1年限りではないかと指摘したが、継続ではなく1年1年試行したいとのこと。

④保育補助者雇上強化事業補助1260万円・・・各園1人、上限140万円/人

 保育士を目指す人を対象に既に雇用されている人も対象。保育士争奪が激しくなっていることから待機児童ゼロを目指すために「ママさん保育士」などさらに工夫が必要ではないかと指摘。

⑤病児保育補助671万7千円・・・古賀市の負担は125万2千円

 利用者見込みは260人、国と県がそれぞれ223万8千円負担、新宮町が100万9千円負担。利用者の利用料2000円は福岡東医療センターに入る。病児保育全体にかかる経費は明らかではないが671万7千円以上かかるのではないかとのこと。

⑥要保護児童対策スーパーバーザー60万円・・・児童福祉士経験者

 現場出動、訪問などを考慮すると年間60万円では少ないのではと指摘。ケース支援方針決定へのアドバイス、家庭訪問などにも取り組んでもらう予定とのこと。