視察報告 兵庫県西脇市議会の先進的取り組み

説明していただいた林晴信議会運営委員会委員長
説明していただいた林晴信議会運営委員会委員長

 10月13日の13時45分から古賀市議会議会運営委員会は、兵庫県西脇市議会を視察研修しました。たいへん有意義な研修になりました。

 以下、報告です。長いですが良かったら読んでください。

 西脇市は、人口約41800人、面積は132.4㎢、「日本のへそ」に位置します。播州織や播州毛鉤で有名です。

 西脇市議会は早稲田大学マニフェスト研究所の議会改革ランキングで一般市の中で第9位です。古賀市議会は17位です。西脇市議会の議員定数は16人です。

 西脇市議会の村井公平議長の歓迎ご挨拶、古賀市議会の姉川さつき委員長の挨拶の後、西脇市議会議会運営委員会の林晴信委員長、岡崎義樹副委員長がパワーポイントを使って説明して頂きました。特徴的な取り組みは以下の点でした。 

❶長期欠席議員の報酬削減の条例を制定。90日を超え180日以下は80%、180日を超え365日以下は70%、365日を超える場合は50%。

❷行政視察報告書や常任委員会の会議録を全てホームページで公表。古賀市議会は未実施。

❸インターネットで本会議、特別委員会、常任委員会を中継、録画を発信。古賀市議会は常任は未実施。

❹議場の開放活用を基本条例で定め、これまで講演会や子ども議会など6回実施。古賀市議会では基本条例に議場の開放活用の定め無し。

❺議会公式Facebookを開設。林委員長が執筆し、事務局、議長のチェック、了承のもと発信。古賀市議会は未実施。

❻議会報告会は20自治会で開催し、2016年5月は304人が参加。詳しい報告書を作成、公開している。古賀市議会は報告書は未実施。

❼タブレットは全議員に貸与し委員会で活用。メール、ダウンロードで改良検討。

❽議会基本条例は毎年議運で検証。各項目について点数で評価し、課題を列記。

❾正副議長選挙は申し合わせにより、所信表明を議場で実施。立候補制ではなく、所信表明をしない議員への投票も有効。古賀市議会は未実施。

 以下のような質疑がありました。

①活動量の増大と議会事務局、議員の負担増。(回答)会議録が増えたが全て公開。議員の仕事量は偏在が有る。忙しいが苦とは思わない。

②議会改革の必要性と評価。(回答)議会改革という言葉は好まない。当たり前のことができていなかったのでそれをやっているだけ。効果が不十分なものはあるが、全体として取り組んで良かった。

③議員間討議の実際と課題。(回答)発言する議員と、そうでない議員の偏りがありなんとかしなければならない。発言する議員が資料をきちんと揃えて議員間討議をしないと良くない。発展途上にある。

④議決権の拡大な実際と課題。(回答)市の重要な計画について議会が関与しないのはおかしい。実行しようとすれば可能なはずだが、まだ議決権の拡大は未実施。

⑤議会費の確保策。(回答)会議録とインターネット放映の自然増。予算も議会事務局体制も議長が市長と交渉し合意を目指した。

⑥議会報告会等の予算。(回答)議会報告会等に関する事業費わわかりやすく形状。古賀市議会は未実施。

⑦議会事務局体制庶務規定に基本条例に伴うあらなた取り組みの追加。(回答)従前のままで未実施。古賀市議会も未実施。大津市議会は議会局規定として更新済み。

主な質疑応答は以上でした。林委員長は単刀直入に回答してくれました。最後に私がお礼の言葉を述べました。

議会の視察研修後、2015年10月に開館した西脇市茜が丘複合施設Miraieを見学しました。こどもプラザ、男女共同参画センター、市立図書館、コミュニティセンター、防災施設を兼ね備えています。学習室もあり、大勢の中高生、小学生が利用していました。素晴らしい施設でした。

 西脇市議会の皆さん、本当にお世話になりました‼️古賀市議会にもぜひお越しください‼️

私も質問しました
私も質問しました
古賀市議会議会運営委員会のメンバー
古賀市議会議会運営委員会のメンバー