奴間健司の一般質問 特定健診受診率35%超過達成に向けて

古賀市の特定健診受診率は県内49位
古賀市の特定健診受診率は県内49位

 私は9月9日の一般質問で、特定健診受診率35%目標の達成に向けて中村隆象市長の見解を問うとともに、提言をしました。

<現状と古賀市の対応>

①2015年度の受診率は暫定値で28.6%。6,7月までの受診者が約1600人、9月以降の申し込みが800人、合わせて2400人。(推計で23.5%)

②対策は、9月以降の訪問受診勧奨、集団健診日を対前年度比4日増、医療機関健診促進のためのポスター掲示と患者への呼び掛け依頼。予防健診課、介護支援課、区長会等での呼びかけ。

<私の提言>

❶古賀市の受診率が福岡県内で49位であることを示し、久山、大刀洗、広川などの取り組みに学ぶこと。

❷保健師をはじめ職員が訪問活動を展開できる体制を確保すること。

❸自己負担1000円は県内で数市しかなく、受診率が低い自治体に集中していることを示し、3年限定で無料とし受診率が50%を越せば継続するようなキャンペーンを行うことを提言。

❹花見東2区の区長による回覧を示し、区長会で全行政区に広げることを提言。

❺医療機関がカギを握ることから、かい胃腸外科の院長のアドバイスを紹介し、検査データの提出、受診と見なせる患者の報告を求めることを提言。

<市長の対応>

❶先進地から学ぶこと、訪問を可能とする体制確保については明確な答弁がなかった。

❷自己負担の見直しについては、賛否両論ある、低料金にして変わるのか、他市の状況を見て庁内で検討深めるという答弁にとどまりました。

❸区長の取り組みには感謝している、他の区長にもお願いしたいと答弁しました。

❹医療機関で検査データを提出した例は昨年度は40件で、これを越すよう努力したいと予防健診課長が答弁しました。

<まとめ>

①35%を達成するために9,10,11月の取り組みが大きな意味を持ちます。職員による訪問勧奨、医療機関の協力、区長などによる呼びかけが大切です。

②自己負担金の見直しは来年度の取り組みに反映して欲しいと思います。

③久山町、大刀洗町、広川町の先進事例をしっかり学んで欲しいと思います。