古賀市 少人数学級対応講師の配置で35人以下学級が実現

古賀市独自の小中学校への人的配置
古賀市独自の小中学校への人的配置

 4月8日に古賀市内の3中学校の入学式が行われました。

 今年から古賀市では小中学校の全学年を35人以下学級とすることができました。これはとても大切なことなので少し解説します。

 古賀北中を例にすると、新入生202人のうち普通学級が199人です。国・県の教員配当は40人学級を基準とするため5学級分だけとなります。

 これを35人以下学級とすると6学級となります。1学級増となると授業時数が増えます。その増加分に対応するために古賀市は市費で雇用する少人数学級対応教員を配置することにしたのです。

 古賀北中では1年生は6学級でぞれぞれ33人か34人です。担任6人と副担任3人には県から配当された教員を配置。これに加えて市雇用の少人数学級対応教員が1人が配置されています。この配置がなければ35人以下学級は実現できません。

 本来は国が全学年35人学級編成とし、それに対応できる教員を配当すべきです。しかし、古賀市は先行して独自の人的配置を行っているのです。35人以下とすることにより市内全体で中学校6学級増、小学校で10学級増を見込み、予算では中学校で6人分、1478万5千円、小学校で10人分、2464万2千円を計上しました。市雇用教員の年収は246万円程度です。

 わかりにくい点があれば是非コメントしてください。さらにご説明します。