松本市の保健師体制の形成過程に学ぶ

保健業務の増大と菅谷市政の健康づくり計画を反映した保健師人数の推移
保健業務の増大と菅谷市政の健康づくり計画を反映した保健師人数の推移

 松本市における保健師の配置と地区担当活動は大変参考になります。しかし、松本市も一朝一夕にこの体制が出来たわけではありませんでした。松本市の健康づくり課が毎年作成している「松本市の保健衛生」(平成26年度実績)の中に、1958年から2014年に至る保健師の人数の推移を示す資料が掲載されていました。それをグラフ化してみました。

 保健業務の増加に伴う保健師人数の増加を見て取ることができます。菅谷市政になってから、2011年度の大きな増加は、第2期健康づくり計画の策定を反映したものと考えられます。健康寿命延伸都市・松本を目指すための体制的裏付けが強化されたと思います。

 古賀市は、正規保健師が9人で、健康づくり分野には7人。その内、今年は3人が産休のため実働は4人です。(全体では9人中4人が産休で実働は5人)増大している業務への対応ならびにヘルス・ステーションなど健康づくりの取り組みや2025年問題への対応を考えると、早急に体制の補充をはかる必要があると思います。

 今回の私の視察が古賀市の現状を良い方向に変えるために役立つよう、その成果を多くの皆さんにお伝えしていきたいと思います。