松本100年塾 松本市の菅谷市長の発言

若手職員による100年塾の発表
若手職員による100年塾の発表

 10月20日の松本市での地方創生シンポジウムでの菅谷市長の発言をテーマごとに紹介します。
(4)100年後の松本市
①2014年の秋に考えることがあった。市長就任時に、20年、30年先を考えたまちづくりが必要だと言った。
積み上げる方法ではなく、バックキャスティングという手法。こういう時代が来るから、こうするというまちづくりだ。健康寿命延伸がそれだった。
②そこで、100年後を国家的、地域的視点で予測し議論する必要があると思い、若い職員で松本100年塾を立ち上げた。人口、社会保障、福祉や医療や介護、地方自治のあり方、市民生活、地域公共交通、産業構造や農業、教育、政治経済や選挙体制などあらゆる角度から議論してもらった。白書として刊行された。
③心配しているのは、科学の進歩がどういう影響を及ぼすかだ。生殖医療や生命科学が発展するだろう。それらが行動規範、思考、心、幸福感、誇りなどがどうなるのか。しかし、100年後も健康寿命延伸の普遍性は変わらないと思う。生きがいの仕組みづくりが重要で、信州松本ユートピア構想を思い描いている。