私は2010年6月議会で、この測定器の購入と活用を提言しました。2011年度に総額約353万円で骨密度測定器等を購入することができました。「家族コツコツ(骨骨)健康づくり事業」としてこれらの測定器を活用した取り組みが始まりました。
特に、古賀竟成館高校での取り組みに続いて、古賀北中で測定や健康指導が始まったことは特に大きな意義があります。自分の体のことを自分自身で知り、食生活や運動の問題点に気づき、食生活を改善する。これは必ずや健康で長生きする古賀市作りに貢献すると思います。
<これまでの経過>
▼2010年6月議会のぬま健司の一般質問 初めて骨密度測定器の購入を提言(中村隆象市長時代)
▼2010年9月議会のぬま健司の一般質問 補正予算で購入し、古賀竟成館に続き中学生での測定活動を提言(中村隆象市長時代)
▼2011年3月議会の予算案で、骨密度測定器等の購入予算が計上される
総額 353万5729円(決算額)
※体組成計 2台 42万6000円
※身長計 2台 7万3000円
※塩分摂取量測定器 5台 10万5000円
※骨密度測定器 2台 290万円
▼2011年の健康福祉祭り 測定人数 250人
▼2012年の健康福祉祭り 測定人数 430人
▼小中学校のフェスタでの測定
▼古賀竟成館高校でのプロジェクト 2010年~2012年
▼古賀北中でのヘルスアップぷらん 2012年7月に骨密度測定
▼2013年3月議会の予算案で、骨密度測定装置(1台)の追加購入予算計上
<予算額>220万5千円
<目的>3歳~90歳までの骨密度測定及び測定結果表示ができる測定器を1台購入し、福岡女学院看護大学との連携による児童生徒期からの生活習慣改善を促す取り組みに広く活用する。
厚労省人口推計 2040年総人口16%減 古賀市は3.5%減
マスタープラン人口目標との差は約6千人
2013年3月27日、厚生労働省は2040年までの30年間の人口推計を発表しました。全ての都道府県の人口が減少し、2040年総人口は1億727万6千人、16.2%減と推計。高齢化率は、13.1ポイント上昇し36.1%になると推計しています。
これは、国立社会保障・人口問題研究所が5年ごとに実施している推計です。都道府県と市区町村単位で推計しています。
古賀市の第4次総合振興計画では、2021年の人口目標を65000人、推計で60850人としています。今回の推計との差は目標で6000人、推計で1600人を越えそうです。高齢化率では総合振興計画の推計では26.8%ですが厚労省推計では27%を越えています。
人口目標、人口推計について、今回の厚労省の推計を踏まえ、再度検討する必要があると思います。
古賀市では、学校教育に市の予算で独自の人的配置を行っています。写真の表は、2011年度決算と2013年度予算の比較です。2011年度決算では総額約1億528万円でしたが、2013年度予算では1億1190万円でした。適応指導教室の配置が、2012年度より主任指導員を短時間勤務職員としその人件費が職員給与に計上されています。その人件費も加えると総額1億1467万円になります。
荒木教育長は、2012年9月決算委員会で次のように答弁しています。「教育は人である。古賀市では議会の支援もあり、たくさんの人を学校に入れてきた。効果は上がってきている。学力も上がり、不登校の復帰も多い。スクールソーシャルワーカーなどでは国も必要性に気づき、定数が出てきた。こうしたことも取り入れながら引き続き充実したい。学校にはこれらの効果についてしっかり検証すべきと指摘している。検証結果については出せるものは文教委員会に出していきたい。」
こうした古賀市独自の取り組みを福岡県に、そして全国に広げ、国の教育政策を拡充させていきたいと考えます。
この取り組みについては全国各地から視察に来られます。ぜひ古賀市にお越しください。
2010年12月から2011年1月にかけて私が実施した「まちづくりアンケート」の中で、古賀市の将来都市像に関する質問に対し、約570人の回答を分析したものがこのグラフです。竹下市政発足直後のアンケートでした。
自然環境、快適便利、健康福祉、安全安心の各都市像を求める声が強くありました。