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まち・ひと・しごと創生総合戦略 目標の疑問点

古賀市では第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略を3月末までに策定するため、パブリックコメントを実施しています。2月3日から3月3日まで意見を募集しています。

 古賀市議会では2月12日にこの件で研修を行うことにしています。また、総務、文教厚生、市民建産の委員会の所管事務調査でも質疑が行われました。

 私は、第1期と第2期の「重要目標達成指数」(KPI)に注目しました。なぜなら目標の内容が大きく変わっているからです。

 たとえば、第1期の人口ビジョンでは「2040年に6万人規模を維持する」と記載していましたが、第2期(案)ではその表現は消えています。新しい推計人口では2040年は57,383人としているだけです。従来の目標人口の考え方は達成できないと認識し、人口減少を前提としたビジョンに改めたものと考えられます。この点は私もかなり前から指摘していたことです。

 また、「合計特殊出生率」について第1期では2020年に1.60、2040年に2.07を目指すと記載していました。しかし第2期では「合計特殊出生率」の表現すら消えました。古賀市の2018年度のデータは1.41です。子育て支援課が担当課ですが、これは市をあげて取り組むべき課題です。もちろん国の役割を抜きには達成できません。

 さらに、製造業出荷額を2020年に2700億円とする目標については結果説明はありません。また目標の表現も市内総生産というものに変更しました。わかりにくいと思います。

 古賀駅周辺整備については第1期では生涯学習センターの利用人数を記載していました。第2期では目標達成指数はありません。田辺市長は「1丁目1番地」と強調しています。都市計画課は「この事業は10年以上かかる。5年間の総合戦略に記載するのはふさわしくないと判断した」と説明しています。

 公共交通では、「市民一人当たりの年間路線バス利用回数で基準値を上回る」とし、基準値は2018年度の4.26回としています。これは総利用者人数を総人口で割った数字のようです。このような数字で意味があるでしょうか。総利用者人数を増加させるとしたほうがわかりやすいと思います。

 私は次のように考えます。
①第1期で掲げた目標が達成できなかったのであれば、その検証を行い、教訓や今後の対策を導き出すべきです。都合の悪くなった目標をいつのまにか消してしまうのはどうかと思います。
②新たな目標の中には、「基準値を上回る」という表現があります。これは果たして目標達成指数と言えるのでしょうか?これまで達成できないことにこりて、無難な表現にとどまったのではないでしょうか?
③目標を提出するのは担当課のようです。持続可能なまちづくりを目指して「全体適正化」に向けた議論が行われたのでしょうか?担当課はとりあえず提出したということになっていないでしょうか?

 気になることを述べました。みなさんのご意見をお聞かせください!