古賀市議会補正審査 自立支援給付費、私立保育園運営補助で大きな伸び

古賀市議会補正予算審査特別委員会(12月9日)
古賀市議会補正予算審査特別委員会(12月9日)

 12月9日の9時30分から古賀市議会・補正予算審査特別委員会で一般会計補正予算案などを審議しました。

 私は主に以下の点について質疑しました。

❶消費税率引上負担軽減・臨時福祉給付金(1億5600万円、支給予定者数1万400人)消費税値上げに伴う食費の負担増相当額(半年で3千円)を2年半分一括給付する。その理由は事務費の発生を抑えるためとのこと。

❷自立支援給付費4077万1千円の増額補正。就労継続支援B型は当初見込人数954人に対し増加見込人数は174人、障害児通所支援は当初見込1255件に対し増加見込人数は1227人と急増。後者については4事業所から6事業所に増えたことが大きな要因とのこと。

❸花鶴どろんこ保育園が2017年4月から認定こども園(定員15人)に移行する事務補助のための臨時職員の賃金14万5千円。

❹私立保育園運営費1億3891万1千円の増額補正。公定価格の単価変更に伴う6079万4千円、保育所入所者数の増加(75人)に伴う7811万7千円。

❺国保会計で高額医療費共同事業拠出金事務費3581万5千円の増額補正。C型肝炎新薬などの高額薬剤による調剤費などの急激な上昇によるもの。2016年7月診療分までの療養給付費は21億99万2063円で、対前年度同時期比で2711万6056円の減。しかし、一般で3700万円増、退職者で6400万円の減であり、医療費の増加傾向は引き続き続いている。

 今回の補正は、社会保障の増に対応するものだが、その推計は難しいとの説明がありました。2025年問題への対応を考えたとき、現状把握と一定の推計をたて、中長期の財政見通しを策定する必要があるのではないかと指摘しました。健康づくりや介護予防に大きな力を入れる必要があると強調しました。