古賀市健康福祉まつり 福岡東医療センターと市の連携

「結ネット生き生き」について講演する上野院長
「結ネット生き生き」について講演する上野院長

 10月16日の10時から「第30回古賀市健康福祉まつり」のプログラムの一つである福岡東医療センターの講演を聞きました。その概要を報告します。

(1)「結ネットいきいき」について(上野道雄院長)

 上野院長は、高齢化社会に向けた電子化医療モデルについて講演しました。「在宅医療ネットワーク」は、高齢者に安全な医療体制を提供することが目的です。「結ネットいきいき」は、電子カルテが基幹病院と地域包括をつないで患者情報を提供することが目的になります。福岡東医療センターを中核とし、古賀市と福岡東医療センターの「双頭の多職種連携」を発揮しようとするもので、全国でも初めての試みになるとのこと。富士通と共同開発を進めています。

(2)「口腔ケア」について(歯科口腔外科医の福元俊輔先生)

 福元先生は、お口の衛生面の善し悪しが誤嚥性肺炎の発症につながること、美味しく食事を食べることや認知症を抑制するためにも口腔ケアが極めて大事であることを講演しました。具体的に口の中の評価方法も紹介してくれました。

(3)「乳がん検診」について(野添忠浩外科部長)

 野添先生は、乳がんの検診を受けている人と受けていない人でがんが発見された時の治癒率の違いを具体的に示しました。わが国で1年間で5万人が罹患し1万人が死亡している実態を明らかにしました。野添先生は乳腺専門医です。福岡被害医療センターには専門医が常駐し相談に応じています。

(4「地域医療連携室」について(竜口清美連携室係長)

 滝口係長は、福岡東医療センターの総合支援センターについて説明しました。入院支援室、退院時の患者相談窓口、ガン相談支援の3つの機能を持っています。

(5)「古賀市の取組について」(中村由香予防健診課長)

 中村課長は、在宅生活を支える多職種の情報共有について説明しました。「介護サービスの組み合わせは、一人ひとりオーダーメイド」という理念で、ケアマネージャー、訪問看護、デイサービス、ヘルパーなどが連携して対応する仕組みを説明しました。

 質疑応答では、「入力は大変だがその時間はあるのか?」、「どこが中心か?」などの意見が出されました。私も、福岡東医療センターに入院していない方への効果や医療費抑制との関連などについて質問しました。「結ネットいきいき」は新しい試みであるだけに具体的な姿、その効果を理解するにはまだまだ時間が必要であると感じました。

 上野院長はじめ福岡東医療センターの皆さん、たいへんお疲れ様でした。