福岡市有床診療所の火災から3年 拡充が望まれるスプリンクラー設置補助

有床診療所の防火対策を取り上げる新聞各紙
有床診療所の防火対策を取り上げる新聞各紙

 10月10日の新聞各紙は、明日で3年目を迎える有床診療所の火災について取り上げています。福岡市の整形外科の火災により10人が犠牲になりました。スプリンクラー設置や避難訓練など防火管理指導等について現状を伝えています。

 スプリンクラー設置補助については、全国で7961ある有床診療所のうち2016年度見込みまで含めて1624件が補助を受けることになります。2割にとどまっています。

 有床診療所は19床以下の入院施設を持つ診療所で、古賀市内では大岩外科、亀山整形外科、植田脳神経、中山内科、かい整形が該当します。入院患者にとっては「最後の受け皿」と言われ地域医療には欠かせない存在です。しかし診療報酬の問題もあり、経営が厳しく、後継者が確保できないところも少なくありません。

 3年前の火災をきっかけにスプリンクラー設置補助が始まりましたが、設置費の負担が大きく躊躇しているところもあります。また、これを機会に無床化するところも出ています。2013年に9249あったものが2015年には7961まで減少しています。地域医療に大きな影響が出てきます。

 国は有床診療所の現状を把握し、スプリンクラー設置補助の拡充を進めるべきだと思います。