古賀市議会 施政方針質疑 「開発に舵を切った」

施政方針に対する会派代表等による質疑(3月3日)
施政方針に対する会派代表等による質疑(3月3日)

 3月3日の9時30分から古賀市議会・2日目の本会議が行われました。

 この会議では中村隆象市長の施政方針に対する会派代表等による質疑が行われました。

 会派・希来里を代表して村松謙二議員が質問に立ちました。主なやりとりは以下の通りでした。

❶2015年度施政方針の結果や課題について

ア)総括は年度途中なので感覚的にはそこそこ進んでいるお思うが、9月議会での成果報告書で報告したい。

イ)地方創生の取り組みは限られた時間でバタバタしたが、従来の業務で住民の意向は把握しており総合戦略に生かされていると思う。

ウ)水道代値下げなど市民負担の軽減は選挙の時から言っていたが時間がかかる。さらに検討する。

エ)健康寿命遠心の取り組み体制は完璧ではないかもしれないが一生懸命取り組んでいる。

❷2016年度施政方針のポイントについて

ア)福岡都市圏に位置し交通の要衝であることを活かせば発展する。住むには良い自然がある。両方の条件を使えるだけ使ったらいい。

イ)「1丁目1番地」については、どっちがどっちという考えは持っていない。財政の安定化を図った時期、子育てなどに力を入れた時期、そして今は開発ができる時期と判断し舵を切ったと言える。

ウ)新型交付金を使った地方創生の取り組みは、地域再生計画を提出し内閣府の認定を受ける必要がある。法改正を受けて再生計画に取り組む。今現在、新型交付金を使った事業名や規模を回答することはできない。

 主なやりとりは以上でした。

 施政方針に前年の施政方針の結果をきちんと述べている市長はたくさんいます。総括は9月議会で報告するという見解は甚だ疑問です。

 地方創生について、またもや再生計画なるものを提出しなければならないことを正式の答弁しましたが、一体どうなっているのかと国に言いたい気持ちです。

 「開発ができる時期と判断し舵を切った」という答弁には驚きました。2025年、2035年問題への対応は後退していると言わざるを得ません。

 今後の予算審議や一般質問で問題点をさらに深めていくことになると思います。

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