
2月4日の9時30分から古賀市文教厚生委員会を傍聴しました。保健福祉部の各課に関する事務調査が行われました。
その中で、古賀市の出生率に関する質疑がありました。2015年10月末に策定された古賀市の人口ビジョンでは合計特殊出生率を2010年1.52であるものを2020年に1.60、2030年に1.80、2040年に2.07とする目標を掲げました。
国の長期ビジョンに沿って目標を定めるやり方はいかがかと思います。しかも毎年度の出生率を把握できないまま目標だけ決めるやり方は疑問です。
私は2015年6月24日の一般質問で、単年度の出生率の把握について市長に指摘しました。市長は検討すると答弁していました。
今回の委員会で改めて質疑があり、保健福祉部長、子育て支援課長は次のように答弁しました。
❶合計特殊出生率は5年単位の人口動態統計の結果をもとに出される。次は平成30年、2018年になってしまう。
❷単年ごとに出したいと考え情報管理係等とも協議してきた。
❸2013年度、2014年度の出生率は2016年度当初に出せると思う。
❹2020年に1.60とするためにはこれまで取り組んできた子育て支援策や国による対策など全体的な支援で目指したい。
概ね以上でした。ようやく単年度の出生率を示す時期が明らかになりました。私が市長に指摘してから8ヶ月かかりました。
2020年度に1.60という目標はともかく、保健福祉部はもちろん教育、住宅、雇用など全市的に取り組まなければならい課題です。