一般質問の記録 フレッシャーズノート、枠配中断、保健師補充

一般質問の録画から
一般質問の録画から

 2015年12月16日の古賀市議会での一般質問。私の質問は2025年問題をにらんだ人材育成と「健康と地域」ビジョンをめぐるやりとりでした。最初の質問と中村隆象市長の最初の答弁を掲載します。古賀市の市政運営をめぐる大事なやりとりが含まれています。再質問以降がもっと興味深い内容がありますがそれは今後掲載します。

(1)「フレッシャーズノートの導入で考える職員集団を」

ぬま:来年度の新規採用職員から、フレッシャーズノートを活用した勤務記録の提出、自主学習の制度を導入したらどうか。

中村市長:本市の職員育成については、古賀市人材育成基本方針において期待される職員像を明示し、基本的には人事評価制度と職員研修制度の二つの制度を有機的に連動させることで職員を育成することとしている。フレッシャーズノートは導入してないが、まずは他自治体の事例等について研究したいと考える。

(2)「健康と地域を切り札とする2025年問題への備え」

ぬま:バックキャスティング手法による先行投資、メリハリある重点配分が必要です。市長の将来展望ならびに長期財政フレームの策定についてお尋ねします。

中村市長:未来の社会状況を予測し、目標となる状態を目指すことは、バックキャスティングの考え方であるとするならば、総合振興計画を含め、様々な計画の策定において将来の目標を定めている。また、そのようなビジョン作りに加え、目の前の市民ニーズにその場その場で対応することも重要であると認識している。

 長期財政フレームの作成については、まずは向こう5年間を見通した中期財政計画の精度をどこまで高めるかが重要であると考えている。

ぬま:2016年度予算編成から、枠配分予算方式が中断されました。その背景や目的、これまでの10年間の総括について。計画行政につながるのか、市民の暮らしに負の影響はないのか。

中村市長:枠配分予算方式の成果として、それぞれの部署が主体的に予算を作成し、限られた財源で効果的な事業を立案し実行できたものと捉えている。一方近年は、社会保障費をはじめとした義務的経費が増大し、経常収支比率も上昇する中で、枠配分予算の硬直化が進み、新たな市民ニーズへの対応が難しくなってきたことから、一旦全件査定方式に戻し、再度全庁的な視点から予算を構築していきたいと考えている。そして2,3年後には枠配分予算の再設定を行う予定ですが、今後も数年に一度の割合で全件査定を行うことで計画的財政運営につなげていきたいと考える。

 市民生活に直結する予算については、優先的に配分していく。

ぬま:2025年問題への備えの切り札は健康と地域です。小学校区単位の担当保健師やコミュニティコーディネーター、各区推薦による健康づくり推進員等の確保について。

中村市長:2025年さらにはその先を見据え、現在健康づくり、介護予防、生涯学習、地域福祉などの分野が連携し、人材育成や自治体単位での健康づくりや介護予防の取り組みを行っている。今後、地域包括ケアシステムの構築に向け、これらの取り組みを含めた仕組みづくりについて具体的な検討を始める時期であると考えている。その検討の中では、地域と共鳴する職員体制や地域人材のあり方も当然重要となると考える。

ぬま:9月議会で求めた保健師の補充、計画的確保はどうなったでしょうか。

中村市長:保健師の補充については、育児休業中の保健師がいることからその専門性、業務内容等を勘案し、現在臨時的任用職員等で行っているところを任期付常勤職員の任用で実施することとしている。今後とも限られた職員体制の中で、全庁的な視点で様々な施策を実施できるよう効果的、効率的職員配置を行っていきたいと考える。