フィンランド視察報告会を開催 日本の教育を考える契機に

長谷川清孝教育長によるフィンランド視察報告会
長谷川清孝教育長によるフィンランド視察報告会

 8月27日の15時30分から古賀市議会第1委員会室で長谷川清孝教育長によるフィンランド視察報告(会派・希来里、山海会呼びかけ)を行いました。市議11人、市民3人が参加しました。

 長谷川教育長は2012年に文部科学省の取り組みでフィンランドの教育政策について副団長として視察されています。

 大変有意義な研修となり、日本の教育政策の見直しを考える契機になりました。順不同で印象に残ったことをメモしておきます。

①教育予算の対GDPはフィンランドは16%、日本は6%。教育は将来への投資と考え、大学まで授業料は無料。消費税負担はフィンランド24%、日本は8%。

②フィンランドの国民性として、違いを認め異るを恥としない、他者と比較しない、読書好き、アンチIKEA(長く大切に使う)、森を愛し森になる。

③教科書は貸与制。日本は413億円かけて毎年教科書を無償で給与しており素晴らしいことだが検討も必要。学力テストは毎年60億円かけており、数年に一度でも良いのではないか。

④就学前教育では保育園や個人保育(有料)もあるが、プリスクールとして無料で一日4時間の教育の機会がある。知識・理解、興味・関心、表現力に力を入れている。

⑤基礎学校は9年生。スクリーンとプロジェクターが学校に完備。実験、仮説、結果の検証など考える力をつけている。クラス規模は20人程度。高校受験はなく、もしもう少し勉強したければ10年生制度もある。

⑥高校と職業学校にほぼ半分ずつ進学。内申書だけで判定。職業学校は160種あり、一流の先生が指導する。高卒と同時に兵役がある。

⑦大学は文章力や理解力を重視している。教員は修士課程が義務付けられ、英語が出来ることは必須条件。クラス担任を持つには14週間の実習が必要。教師は、給食指導、清掃指導、部活指導、行事等がなく授業に専念できる。

⑧フィンランドと秋田県と福井県を比較すると、毎日宿題、先生が尊敬されている、小員数学級、行政の計画的支援などが共通点としてあげられる。

⑨日本の教育政策についてはざっくばらんなお話がありました。いずれにしても、学習の結果が一生しっかり身に付くような教育の仕方を工夫することが大事だと思います。