西日本新聞 福岡市・幹部職員の議員に対する率直な評価

 7月25日の西日本新聞に面白い記事が出ていました。「地方議会『見える化』計画」シリーズで、福岡市の管理職3人が率直に議員の評価をしているのです。
 50代の女性管理職は、「よく勉強している議員は職員にいいアドバイスをしてくれるし、前向きな質問で施策を後押ししてくれる。あまり勉強していない議員は印象がよくなく、いくら説明しても聞く耳を持たない」とはっきり言っています。また、「市民代表という誇りを持ち、行政と議論しながら施策を進める存在になって欲しい」、「団塊世代が後期高齢者になる10年後をどうするかは行政の大きな課題だ。議会として真剣に考えて知恵を出して欲しい」と注文しています。
 40代の男性管理職は、「『うちの校区にガードレールをつけてくれ』と言うだけの議員はだめだ」とはっきり述べています。また、「二元代表制の地方議会は、議員の質問に答弁するのは市長や副市長、幹部職員に限られている。政治家同士の議論がないのは物足りない」と批判しています。「公務員には踏み込めない、(野党議員と与党議員による)政治家と政治家の責任ある政策論争は、議会を活性化させ、行政に緊張感を与えると思う」と注文しています。
 私もこれまでの20年の経験を踏まえ、これからの10年を見すえて活動しようとしています。福岡市管理職の意見はうなずけることが多くあります。
 私は、二元代表制を堅持すべきと考えています。しかし、現状には、議員の側に、市政を担うだけの覚悟があるのか、その能力を持とうとする意欲があるのか、考えさせられることが多くあると感じています。
 市議選の選挙公報を見てください。現市政に対しどういう姿勢で臨むのかを明記している候補者が極めて少なかったのが実態です。(私は「適切なチェックと効果的政策提言」と記述しました。)また市長選に立候補し現職市長と争った人が議員になっていますが、どういう政策論争を展開するのか注目です。(私も同じ経験がありますが、かなり政策提言、論争を行ってきました)
 少し思い切ったことを言わせてもらえば、地方自治体にも議院内閣制が導入される必要があるのではないかと考えることがあります。そのためには政党の政策力の向上と政治家の質の確保が不可欠であり、日本の現状ではまだまだと言わざるを得ないのが残念です。しかし、そこを打開する気構えをもって日々の活動に臨もうとしているのは事実です。