西鉄路線バス維持の市町村補助金 10年間で2.2倍

西鉄バス維持の補助金は福岡県内で総額10億4000万円(朝日新聞)
西鉄バス維持の補助金は福岡県内で総額10億4000万円(朝日新聞)

 11月28日の朝日新聞に、西鉄の路線バスを維持するために福岡県内の38市町村が負担している補助金が約10億4000万円に上るという記事が出ていました。過去10年間で2.2倍の膨れ上がっています。
 小泉構造改革の時に、届け出だけで路線バスを廃止できるようになったため、2010年度に250あった路線の半数近くが廃止・減便となっています。撤退されると困るので市町村は赤字補てんの補助金を出して運行を継続してきました。
 古賀市でも、市内の路線バスを撤退するという西鉄バスの方針を受け、中村市長時代に「赤字補てん」を決定。2009年度の補助金額は約2370万円でしたが、2013年度は約3560万円、約1.5倍に増加しています。運賃収入は2013年度は約3841万円で、2011年度から連続減少しています。
 昨年12月に交通政策基本法が制定されました。まちづくりの一環として公共交通の維持発展を促進する考え方に、やっと政府も転換しました。採算だけを考えるやり方では、地方自治体の負担が増えるばかりであり、効果も期待できません。
 国、市町村、事業者、市民が一体となった公共交通のあり方を確立する準備を急ぐべきです。古賀市では、まず路線バスと市街地を小型バスで循環する「複合型の8の字路線」が有効だと思います。

古賀市の路線バス補助金は5年間で1.5倍
古賀市の路線バス補助金は5年間で1.5倍