沖縄知事選挙の結果を考える

「万国津梁」(11月17日・天声人語)
「万国津梁」(11月17日・天声人語)

 11月16日に投票された沖縄知事選で翁長雄志氏(前那覇市長)が現職の仲井間弘多氏に大差をつけて当選しました。最大の争点だった普天間飛行場の辺野古移設問題で翁長氏は「阻止」をかかげました。
 私はこの結果は大きな意義があると感じています。沖縄の基地は米軍の「銃剣とブルドーザー」で強権的に建設されてきました。今回初めて県民の意志で新たな基地建設に「NO」を示しました。「基地経済か平和」かという二者択一を迫る構図にも県民は意志を示しました。また、翁長氏はイデオロギー対立ではなく沖縄県民のアイデンティティー「オール沖縄」を訴えました。保守の翁長氏と革新勢力が協力した結果です。翁長氏は琉球王国がよって立った「万国津梁」の精神を繰り返し訴えたとのことです。
 古賀市の市長選挙が11月16日から始まります。古賀市の強みと課題をきちんと見極めた良識ある選択が求められています。開発こそが未来を保障するとか、特定政党とのパイプこそが必要というような見解には違和感を感じます。沖縄県民が示した意志を改めて真摯に受け止めたいと思うのです。古賀市に本当の民主主義を実現するためにも。