古賀市船原古墳馬具 ヤマト王権と新羅の和平工作の舞台か

NHKクローズアップ現代の一コマ
NHKクローズアップ現代の一コマ

 12月2日、NHKクローズアップ現代で、古賀市の船原古墳から出土した朝鮮半島の新羅(しらぎ)産と見られる金銅製馬具が紹介されました。
 この時代、倭と呼ばれた日本と新羅は緊張状態が続いたとされてきました。しかし出土した馬具は新羅の権力者が装備するほどの豪奢な物。これが当時の九州に贈られたとすると、これまでの常識とは異なる朝鮮半島との交流の姿が浮かび上がるということです。
 つまり古賀市の地は、ヤマト王権と新羅の仲介役として和平工作の外交努力の舞台となっていたのではないか、屯倉(みやけ)も含めて国際交流にかかわるスタッフが活躍していた地域ではなかったのかということです。事実に基づき、日本と韓国双方から共同研究を行い、未来の東アジアを考えることが大事だということが示されていました。
 古賀市での馬具発見は、今の時代に東アジアの一角に住む私たちの役割を問いかけてくれているような気がしました。